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大相撲名古屋場所9日目(18日、愛知県体育館、観衆=5500)日馬富士が大関候補相手に意地を見せた。10勝22敗と苦手の琴奨菊をモロ差しから一方的に寄り切って、12場所ぶりの9連勝。「まあ、よかったんじゃないかな。気合を入れすぎて疲れた」笑った。琴奨菊への苦手意識について聞かれると「苦手じゃない。結果で負けているだけ」と強気をのぞかせ、「(琴奨菊のマワシが固くて取りにくいから、マワシを替えろ」と注文をつけた。
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【白星黒星】豊ノ島「なでしこみたいに…」
(セ・リーグ、横浜2−2ヤクルト=規定により引き分け、10回戦、ヤクルト6勝2敗2分、18日、横浜)オレたちだって執念ヤ!! ヤクルトは18日、横浜10回戦(横浜)に2−2で引き分けた。1点を追う九回、相川亮二捕手(35)が中前適時打を放ちドローに持ちこんだ。12球団最多の9引き分け、ビハインドから追いついたのはなんと7度目。サッカー女子W杯で優勝した「なでしこジャパン」に刺激を受けた団結力で、土壇場の粘り強さを発揮した。
なでしこはすごいけど、燕だって負けないんです! 3時間33分の息詰まる攻防。2点のビハインドを追い付いた小川監督は、真っすぐ前を見つめた。
「あれだけ抑えられていて、よく追いついた。あそこは(相手投手が)山口だったので、追い込まれる前に攻めないと、と思った」
指揮官の“読み”がズバリとはまった。1点を追う九回無死一塁、川端の初球にバスターエンドランを指示。「正直ビビりました」という川端が右前打で一、三塁とすると、続く相川の中前適時打で同点に追いついた。殊勲の相川は「ストライクゾーンに来たら何でも振ろうと思っていた」と胸をなで下ろした。
チーム一丸で戦うなでしこの活躍が、刺激にならないはずがない。試合前のベンチは女子W杯の話題で持ちきり。指揮官も、起きてすぐに携帯電話で結果をチェックしていたという。同じ勝負師として「負けたら(報道で女子サッカーが)取り上げられない、という責任感で戦っていたんだってね」と、その姿勢に深く感心した。
今季は12球団断トツの9引き分け目。そのうちビハインドを背負ってから追いついたのが7度目と、とにかく負けない。
「チームとしての意思統一がすごく大事だと思う。川端も何とかしようとしてくれた」と選手を褒めた指揮官。負けない小川ヤクルトが、2001年以来の日本一へ突き進む。
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サッカー女子ワールドカップ・ドイツ大会決勝(17日=日本時間18日、フランクフルト)やった! 金メダルだ! サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」(FIFAランク4位)が米国(同1位)との決勝で、2−2でもつれ込んだPK戦を3−1で制し、初優勝した。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での日本の優勝は、男女を通じて初の快挙。主将のMF沢穂希(ほまれ、32)=INAC=が同点弾を決めるなど大会5得点を挙げ、得点王&最優秀選手(ゴールデンボール賞)のW栄冠にも輝いた。
復興を目指す日本を勇気づける黄金色のメダルが胸に輝く。W杯表彰台に、大和なでしこの会心スマイルが並んだ。中心でトロフィーを掲げたのは、主将の沢穂希だ。
「がんばってきてよかったです、本当に。サッカーの神様、いました。もう、最高です!」
2008年北京五輪は4位と届かなかったメダルを、一気に最高の色でもぎ取った。
過去24戦で1度も勝てなかった米国相手に、PK戦勝利へ導いた。1−2で残り3分と敗色濃厚の延長後半12分。MF宮間の左CKにニア(手前)サイドで右足を合わせた。男女通じての日本代表最多記録を伸ばす通算80得点目が、同点弾。持ち込んだPK戦は「苦手。こんな大舞台では外せない」と10番目のキッカーを志願した。仲間に託すと、4人目で歓喜が待っていた。
競技場へ向かう前、選手は日本女子サッカーの歴史を映像で見返した。「自分が若くて、短パンの丈が短い時だな、と思いながら見た」と沢。15歳のデビューから18年間代表にかかわる32歳には、心に突き刺さった。
「長かった。厳しいこともたくさんあった」
幾多の苦難を乗り越えての栄光だ。東京・府中市の府ロクSCでボールを蹴っていた小学校時代。女子は1人だけ。「女のくせに」と吐き捨てた男子を追いかけ回し、試合を止めた。
中学からは女子の頂点を極めようと、1991年に読売クラブ(現日テレ)の下部組織に入団。しかし99年、経営問題でプロ契約を解除された。それなら…と世界最高峰の米女子リーグに挑戦したが、2004年には同リーグが財政難で休止。『日本のトップ選手』でも、女子ではまともな収入さえ保障されなかった。
日本初のFIFA大会制覇。東日本大震災で苦しむ日本に「力を与えたい」と語っていた思いが、土壇場での同点弾となって結実した。5得点で、得点王&最優秀選手にも選出。佐々木則夫監督によれば、一連のセレモニー後「もう行きすぎちゃって、これであれなのかな…」と引退を示唆する言葉を発したという。だが指揮官は、「ふざけるな」と一蹴。一瞬の安堵(あんど)感が口を動かしたのだろう。心を落ち着かせた沢は、はっきり宣言した。
「ロンドンへの切符を取りたい。やっぱり欲が出ちゃうので、五輪でもメダルを取りたいです」
ドイツで大きな稲穂は収穫したが、9月のアジア予選を経て、来夏にはロンドン五輪。希代の女子選手・沢穂希の集大成は、まだ先にある。
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